はやみずの「は」

小動物用ネットワーク体重計作り:構想

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我が家のハリネズミ「ボル」ちゃん。 ハリネズミの体調管理において、定期的な体重チェックは欠かせない。理想的には、毎日体重を測ってしっかり記録をつけてあげないといけない。食べた餌の量も記録できると更に良い。 毎日の掃除と餌やりの時に体重計に乗せるくらいはできるが、しっかり記録をつけようと思うとなかなか面倒で続かない。

というわけで、自動化しよう。

小動物用ネットワーク体重計 構想

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ボルちゃんの体重を測るためにはデジタルのキッチンスケールを使っているので、これを改造して無線でデータを飛ばせるようにする。 まずはボルちゃんを乗せて、重さ表示が安定したところでボタンを押すと記録するようなものをイメージしている。 更に発展させるとすると、ケージの中に体重計を仕込んで24時間荷重を記録しておき、餌置き場の荷重から餌を食べた量や水を飲んだ量をトレースできるようにする、という方向性もありうる。

無線で飛ばしたデータは、適当なサーバにログを保存しておく。簡単には、時系列でログを表示することでボルちゃんの体重の推移を観察することができる。PostgreSQL等に保存しておけば、SQLの豊富な集計関数を使って色々データを集計して分析することもできる。 ケージ内の温度データはすでに毎分記録してPostgreSQLに保存する基盤ができているので(参考: ハリネズミライフ)、これに併せて体重データを記録できると、体重の増減と、室温や食事量との関係を分析することもできるようになる。

小動物管理のためのセンシングには、小動物のケージ内環境のセンシングに加えて、小動物自体の状態や活動量のセンシングが重要である。環境センシング自体はかなりできるようになっているので、いよいよ小動物自体の状態センシングの第一歩として、体重計作りを進めてゆこうと思う。