はやみずの「は」

小動物用ネットワーク体重計作り:下調べ(3) ひずみゲージ利用のための準備

ネットワーク体重計の制作にあたっては、タニタのKD-187を分解して、重さ測定用のひずみゲージをとりだして利用する予定でいる。

TANITA デジタルクッキングスケール ホワイト KD187-WH

TANITA デジタルクッキングスケール ホワイト KD187-WH

ひずみゲージとは、フィルム上の絶縁体上に抵抗体が取り付けられており、これが歪むことによって電気抵抗が変化するので、その変化量から歪み量を測定できるセンサである。 KD-187では、荷重によって歪みやすいように穴の空いた金属にひずみゲージが二箇所取り付けられている。このようなセンサーの形態をロードセルという。

ひずみゲージの抵抗変化は極めて小さい量なので、一般的にホイートストンブリッジを使って抵抗値を測定し、歪み量(荷重)を算出するという方法をとる。今回は市販のキッチンスケールからロードセルを取り出して利用するので、当然データシート等の参考になりそうな書類は無い。 そのため、ロードセルの周辺回路をどのように組むべきかを手探りで考えないといけないので、まずは製品のプリント基板を眺めながら関係する部分を回路図に落としていって、そこから回路設計を考えることにする。 プリント基板はかなり小さくて書いてある文字を直接読むのはしんどいので、デジカメでできるだけ高解像度で撮影して、GND線や信号線の部分を着色して読みやすいようにした。これでiPad等で細かい所を確認しながら回路を読める。

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ところで、よくプリント基板の一部を隠すように付着している黒い樹脂は、手軽に除去できないものなんだろうか。

ここまでのまとめ